「キッズバレイ」という名前は、
自然に抱かれた豊かな環境”Valley”である桐生を、
子どもたち”Kids”が自由に夢を描き、
自分らしく羽ばたいていけるホームにしていきたい。
そんな思いを込めて、名付けました。
誰もが「幸せ」を感じる瞬間を大切にでき
分かち合うことができる、そんな世界が私の理想です。
すべての人が幸せを感じることができる心を持って生まれてきます。
温かい肌が触れ合って、微笑みかけられて、優しい言葉をかけられて。
そして、すべての人が他人を幸せにする力を持っています。
その力が惜しみなく発揮され、満ちあふれたら
平和で格差や差別のない世界が実現すると考えています。
社会の中で様々な役割を担う子育て世代。
ストレスや過度な期待、批判や妬み、子育てに介護。
心の余裕がなくなり、望んでもいないトゲのある言葉が出てきてしまう。
今が辛いと感じている人も少なくはないはずです。
求めること少しやめて、与えることができる自分の力に気づけたら
世界は、別の景色を見せてくれるものです。
私たちキッズバレイは、
人が生まれながらにして持っている力を心の底から信じています。
この世に生を受けたすべての命が、真に輝き、
私たちが住むこのまちが、この先もずっと幸せであふれるために
率先して行動していきます。
代表理事
星野 麻実
全国各地の地方都市では、人口減少、少子高齢化、空き家問題など共通した数々の社会課題を抱えています。また、日本の幸福度は主要先進国の中で最下位であり※1、子どもの7人に1人は相対的な貧困状態にあり※2、10~39歳の若い世代で死因の第1位が自殺です※3。私たちは、地域に根ざした草の根のNPOとして、「このまちに暮らしていて幸せだ」と言える人を増やし、すべての人がゆるやかなつながりを感じられる地域づくりのために行動していきます。
※1 国連の世界幸福度ランキング2021(World Happiness Report 2021)より
※2 厚生労働省の国民生活基礎調査2018年より
※3 厚生労働省の令和元年版自殺対策白書より
キッズバレイのすべての活動は、私たちが取り組む社会課題「bad cycle」を、ほしい未来「good cycle」へと変容するために実施しています。
bad cycle(負の循環)
限られた関係性の中での生活は、自分と他人を比較して劣等感を抱いたり、噂に惑わされ見えない何かに傷つき、追い詰められたりしてしまいます。人との関係を絶ち、断絶された状況になると、周囲からも気にかけられなくなり、ますます孤立が深まっていきます。
good cycle(正の循環)
孤独な状態からゆるやかにつながっていく中で、様々なものや人に関心を持つようになり、新たな関りが地域の中で増えていきます。まちを歩けば挨拶できる人が増え、少し困ったことがあれば気軽に相談できる。そんな地域は、暮らしやすく、安心感があります。求めるばかりではなく、誰かの役に立つ喜びを日常生活の中で自然と感じられることで、共助社会が醸成されていきます。
キッズバレイの関わり方
社会的孤立という負の循環を断ち切り、共助社会へと変容していくためには、「きっかけ」「つながり」「新しい視点」が必要だと考えています。
それらを生み出すために、『オープンで参加しやす場と機会』をつくることに力を注いでいます。