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【「哲学くらぶ」2.建物と居場所ってなんだろう?】
【「哲学くらぶ」2.建物と居場所ってなんだろう?】

みんなで地域の居場所づくりについて考える「哲学くらぶ」の第2回を、5月11日(土)の夜にショップ&ギャラリー象で開催しました。今回のテーマは「建物と居場所ってなんだろう?」で、2人の一級建築士によるクロストークや参加者全員での哲学座談会を通じて、前回とはまたひと味違った視点から居場所についての理解を深めました。

ねぎしけんちくスタジオの根岸陽さんは「お花見でレジャーシートを広げるだけでも、それがひとつの建築であり、居場所になる」とし、飯山千里建築設計事務所の飯山千里さんは「桐生の人たちは、みんなで共有するものにエネルギーを使う。民間の建物でも公共的な空間が多いと感じる」と話していました。

哲学座談会では、第1回と同じく、樹徳中高一貫校などで教えている哲学者の福田肇さんがファシリテーターを務め、建物が持つ居心地の良さなどについて会場の参加者と一緒に考察しました。

建物は単なる物理的な機能だけでなく、そこにある記憶や愛着、におい、あたたかみなどが合わさって居場所になるのでは…と分析。
中でも「人生の最期は、病院ではなく家で―と思う人が多いのはなぜか?」という問いが今回のテーマと深く結びつき、参加者から活発に意見が出ていました。
この記事を読んだみなさんも、ぜひこの問いについて考えてみてくださいね。